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「みんなで きずこう 住みよいまち」お互いを思いやり、助け合う、活気のあるまちづくり

南地区紹介information

地区の特色

 南地区(校区)は、高山盆地に広がる高山市の市街地の中央に位置して、その範囲は、東は宮川畔から西は中山丘陵・松倉山にわたっています。地区内の真ん中をJR高山本線が南北に走り、その中間点に高山駅があります。
高山駅を中心に東側を駅東(駅前)地区、西側を駅西地区と一般に呼んでいます。地区内には3,454世帯、7,962人が住み(平成27年4月1日現在)、20の町内会があります。
 高山線によって地区は東西に分断されているかのように見えますが、高山駅の南で国道158号、北で市道花里・昭和線(アンダーパス)で結ばれていて、隔離感はなく、一体となった一つのコミュニテイ社会をつくっています。 地区を地理的、歴史的に見て、四つの地区(旧市街地区、高山駅前地区、高山駅西地区、松倉地区)に分けて紹介します。

◆旧市街地区
 この地区は、宮川に臨む川原町、本町1丁目、さらに川原町に接する西町、八軒町を含む一帯になります。この辺りは古くから開けた所で、中世、金森時代に作られた高山城下町地図には、現在の川原町、西町、八軒町辺りに、 すでに扶待人や足軽長屋が並んでいるのが図示されています。また、高山陣屋のある所は、金森家の下屋敷のあった所 で、屋敷をはじめ、米蔵、材木蔵、桶小屋、馬屋などが建ち並んでいる様が記されています。元禄6年、 飛騨が幕府直轄領(天領)となってからは、この下屋敷が代官所(陣屋)となり、歴史を刻んできました。陣屋前は今もにぎやかですが、昔も交通の要所として、飛騨国外へ出る諸街道の起点でした。川原町方面へは益田街道、 八軒町方面へは郡上(白川)街道、宮川の川東方面へは越中街道・江戸街道・平湯街道が伸びていました。この地区は旧市街地ですが、古い町並みなどは残っていません。しかし、かつて地役人屋敷のあった西町や、 川原町の町筋周辺は、落ち着いたたたずまいの中にそこはかとなく歴史的な雰囲気を漂わせている所です。
 朝市の開かれる陣屋前広場から、城山を背に赤い中橋を望む景観は、高山市街でも第一級の眺めです。またここは三之町の古い町並みへの西の入り口であり、春の高山祭りでは、屋台からくりの演ぜられる所であり、 観光客が絶えることかありません。この地区は古い地区だけに、文化財も多く見られます。

◆高山駅前地区
 いわゆる駅前といわれる花里町、天満町、名田町を含む地区です。地区の西端にJR高山駅があります。車社会となりましたが、高山駅の乗降客は多く、ここが高山市の表玄関であることに変わりはありません。駅に隣接してバスセンターがあり、高山市と飛騨各地を結ぶバスが発着するため、駅周辺は観光客をはじめ、地元客でかなりのにぎわいを見せています。
 この地区は、昭和に入ってから伸びてきた地区で、ことに昭和9年、高山本線が開通し、高山駅が開設されるに及んで急激に発展しました。一般商店をはじめ、旅館、ホテル、飲食店、観光土産物店が多くあります。街路は市内中、もっとも整然として広く、東西に八軒町通り、広小路、駅前中央通り、国分寺通り。南北に花里通り、天満町通り、名田小路の各通りが走って碁盤目を造っており、どの通りも真っ直ぐに伸びています。昭和10年に作られた高山市街図には「条」の字が使われていて、現在の天満町通りが西一条通り、花町通りが西二条通りと記されていることは興味深いことです。
 広小路沿いには、郵便局、商工会議所があり、この辺りを中心に、周辺には保険会社、新聞社などが集まってビジネス街といった様相を見せています。 この地区は、前述の旧市街地区と接していますが、まったく異なった雰囲気をもつ地区です。

◆高山駅西地区
 この地区は、昭和町、岡本町から苔川を越して上岡本町、緑が丘町、松原町に広がる住宅地域です。かつては農家の点在する田園地帯で、その西側の丘陵地は雑木林の広がる所でしたが、戦後、高度成長期に急激に住宅地化か進みました。一方、昭和47年、上岡本町に国道41号バイパスが貫通すると、沿道に他地資本の大型店などが進出し、辺りの様相は一変しました。今では交通量も多く、バイパス周辺は商業地として市内随一の活況を呈しています。 地区内を南方の源氏岳(1,142m)から流れ出る苔(すのり)川が北流しています。
 川堤の桜並木は花の名所となっていますが、近年、河川改修で伐られてゆくのはいかにも惜しまれます。
 上岡本町の西端は丘陵地となり、中腹は緑に被われて、その上の高台に緑ヶ丘町、松原町の閑静な住宅街があります。その前方には崇教真光世界総本山があって、壮大な建物がそびえ、一種独特の景観を作っています。祭事のときなど、信者を乗せ九大型バスが全国から集中します。
 地区の東端には、市民文化会館に並んで南地区の中心となる南小学校があります。

◆松倉地区
 この地区は、松倉山(856m)とその北麓を含む地区で、上岡本町町内会に入りますが、大部分が森林地です。
  松倉山は、南面では松倉谷に向かって急斜面となっていますが、北面は緩やかな傾斜で北へ向かって丘陵地を派生させています。その山麓には、飛騨各地の代表的な民家を集めた野外博物館、「飛騨の里」があります。この飛騨の里へは、国道158号の小糸坂から広い道路が通じており、その両側には観光土産品店、飲食店、旅館、民宿、展示施設などが並び、観光客などでにぎわっています。また、その少し下には、豊富な収蔵品をもち、ミシュランの三ツ星を獲得している「飛騨高山美術館」があります。
 松倉山は、文字どおり、松(アカマツ、ヒメコマツ)の多い山で、その中にコナラを主とした雑木林が混生しています。動植物も豊かで、山裾の湿地などからは、貴重な春の美蝶、ギフチョウも発生します。
 松倉山の山頂一帯は、16世紀に築かれた山城の跡で、野面積みと呼ばれる巨大な松倉石で築いた石垣が周りを取り巻いています。この山頂から高山盆地を隔てて眺める飛騨山脈(北アルプス)の眺望は見事です。山頂へは、飛騨の里から遊歩道が整備されています。

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